UrLandSchaft

また一人還る
父方の祖母の訃報。

91歳だった。
特に病気とかではなく、
うつ伏せで寝てしまって低酸素状態になり、、
急逝だったようだ。

祖父の時は私が行ったので、今回は姉に託す。


ここのところ、知人の訃報が続くな。
| | 独白―roots | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
夢とは
不思議なものだな。



命日の夜に夢に登場とはさすが。


内容は朧気で、車から降りて歩いてく
後ろ姿のみのシーンしか覚えてない。
夢らしい残り方。
| | 独白―roots | 00:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
原風景
本格的にカメラを持って撮り始めてからもう13年。
こっちに来るときに、フィルムカメラで撮ったものも
全てデジタルデータに変換して持ってきたから、
今まで自分で撮ったものはほぼ見返せる。

最近ネタ探しにそのストックを漁ることが多くて。
その中でもダントツなのは、やはり家から50m先に広がる湖の写真。
雲と空、太陽と月、光と闇とそれを反射する水の色。


朝まで眠れない時とか、外見たら雲がやばくて、
気づいたらカメラ片手に家飛び出してて。
うちの目の前は防波堤じゃなくて、すぐ下が水際な階段しかない。
その特等席に座って、日が昇り切るまで待つのだけれど、
一度たりとて全てが同じ色・形になることがなく。

飽きるほど撮っても、同じ画になることがないその天体ショー。
朝の静かな音と季節毎の匂いも染み込んでる。


昼間や夕日、夜も撮ったけど、一番多いのはやっぱ朝日かな。
まだ人を撮る楽しさを知らなかった頃。
本能で焼き付けていた原風景の一つ。



これからどんな場所に住もうとも、
骨はこの景色がみえる場所に埋めて欲しい。
(現に今実家の近くにある母方の墓は湖を見渡せる絶景の丘にある)

今から予約でもしておくか!
| | 独白―roots | 22:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
現実
実感がない。

狭間の2.5次元の世界。


2次元にいる人より、話はできたとしても、
3次元にいるわけではないから実を伴わない。

しかし、目の前で繰り広げられている価値観は、
一般的かもしれないが
正とは限らない。


なにが正しいのか。
なにも考えたくないのか。

| | 独白―roots | 00:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
Farewell
達者で。

喜んだかは謎。
とりあえず、禊として、渡すものは渡したので、
あとは煮るなり、焼くなり、売るなり、捨てるなりしてくれ。


こういうとき、素直じゃない性格が痛いものですな(笑)
| | 独白―roots | 01:44 | comments(0) | trackbacks(0) |
monologue #2



何年かぶりに父親のことを人に話した。






「赦せたの?」という問い。


離別したとき、私はまだ9歳で、事の子細を知らないからこそ、
綺麗な思い出のままでいられた。
母にしてみれば、思い出したくもないことだろうが、
別に恨み・憎しみもないから、赦すという概念もない。

ただ、家族がバラバラになってしまうことが悲しかった。
あとは、姉が泣いていたから、私はずっと彼女の傍にいようと思った。
そして父親に向くはずだった感情を、母にぶつけるようになった。


2000年、高3の秋。
訃報が届いた。
舞鶴で倒れた、と。

当時の自分にとっては遠い距離だったから、
舞鶴で荼毘に付した後、実家での葬式のみ足を運んだ。
訃報を聞いた直後は泣かなかったけれど、
担任への忌引報告で「亡くなったので」と口に出した瞬間、
自然に目頭が熱くなったのを覚えている。

今にして思えば、学校なんて休んでしまって、
ちゃんと最後の顔を見に行けばよかった、と後悔している。


その3年後くらいだったか。
彼の負の遺産の後始末をすることになり、当時のことを少しだけ聞いた。
母にぶつけていた感情も、このあたりでリセットできたように思う。
あぁ、この人ずっと守ってくれてたんだ、と。
私たちの名前ごと丸ごと。


そろそろ11回目の秋が来る。

彼がいなけりゃそもそもこの世に生まれてもいないし、
私の中の先天的な感性は、確実に彼から受け継いでいる、
と勝手に思っているし、
20年前のあの離別がなければ、今の私も存在していない。
忘れていそうで、決して忘れることのない存在。

今もし生きていたら、何を話すんだろうな。


**

滅多に話すことのないルーツ。
話す気になったのは、自分にとって切ってはならない人だったからだろう。
| | 独白―roots | 21:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
monologue #1
独白。






明確でない、曖昧な約束。


不安定で不明瞭なその状況に、耐え切れず、さっさと決着をつけたくて、
敢えて冷たく、現実をつきつけてみると、
また期待させるような返答。

繰り返すこと2ヶ月半。
この終わりの見えない不安定の繰り返しが、こんなにも精神的にくるとは予想外。
自分の中にこんなドロドロとした感情がちゃんとあることにも。
まさか泣き疲れて眠る日々がくるなんて笑ってしまう。


そんな2ヶ月半のドロドロもようやく一旦リセット。
しかし、また新たなトラップ発動。時限式で1ヶ月といったところか。

忘れていると思っていたのに。

潮の流れの変わり目、なのかもしれん。
| | 独白―roots | 01:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
還る


空に。


今にも起きてきそうな、
本当に、本当に穏やかな顔だった。


| | 独白―roots | 19:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
roots
“自分のルーツに誇りを持ちなさい,

 血と肉にしなさい"


偶然見たドキュメンタリーにて、
某パティシエの座右の銘。

**
さて。
問題は、それの反映先なのだ。
| | 独白―roots | 10:54 | comments(0) | trackbacks(0) |
約束
まだ話すことができるうちに、
最後のお別れを言いにいった。

調子は良い様だが、顔がやせていた。
延命は不可、あとは痛みを和らげるしかない。


次の日の出発前にもう一度病院へ。
泣くまいと思ったが、
コレが最後か、と思ったら、涙がとまらなくなった。

私はあっちで頑張るから、
また帰ってくるから、
と手を握った。


最後は、笑って、部屋を出た。
| | 独白―roots | 11:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
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